NAOSHIYA CUSTOM FACTORY(直し屋ベルベルジン)カバーオール☆再入荷！

2022年02月07日（月）

【NAOSHIYA CUSTOM FACTORY(直し屋ベルベルジン)

昨年、入荷してから早い段階で完売したカバーオールが再入荷となります☆

拘りが詰まったカバーオール　是非店頭で！

shopping.little-bastard.net/?mode=cate&cbid=255318&csid=0

NAOSHIYA CUSTOM FACTORY
初のデニムカバーオールついに完成！！

サンプル制作に入ってから2年以上もの歳月をかけて
やっと販売となる渾身の一撃。

デッキパンツを制作する段階から
セットアップでの展開を考えておりました。

デニムのデッキパンツに合わせて良いデニムの上着
となれば、カバーオールしか無い。

カバーオールと言えばって
有名な昔のブランド、デザインは数多くあります。
ただ、それを作るのはレプリカ屋さんか、
新しい物作りができないファッション屋さんの仕事。

当方はもともと修理屋です。
修理屋は壊れた物を見るので昔の縫製、構成を
わざわざ再現したりしてはダメな仕事だと思っています。

昔の人が教えてくれた事を改善し、
現代服に好きなテイストを落とし込む。
これが修理屋が作る現代服だと思います。

使用するデニムはデニムデッキパンツと同じ
11オンスのアメリカはメンフィス産コットン。
弱テンションで織られたデニムです。

着用感は通常のデニムよりはるかにガシガシしてない質感。
馴染みも早く、もはやデニムだと思って愛用していません。
11オンス好評ですが、着用感としては13オンスくらいです。
だから余計に不思議な感覚となります。

カバーオールとしてはかなり肉厚のデニムで作っていますので
インナーのチョイスで寒い時期でも愛用いただけます。

縫製は全てグレーの綿糸。
主張しすぎない引き締め効果もあります。

みんな大好きなチェーンステッチは使用せず、
実は手間のかかる縫製であるシングルステッチのダブル。
余計なパッカリングも起きにくいように制作しています。

最大の見せ所は縫製箇所の少なさ。
着心地を考えれば自ずとこうなります。

縫製箇所は物作りのレベルでもあります。
服作りを真剣に考えると縫製箇所が多い服は恥ずかしい。

幅広デニムなら2mくらいで作れますが、
倍以上の4.5mも使っています。
これが本気でちゃんとした服を作るって事です。

袖のハギ無し、背中のハギ無しは当店の代名詞。
当方が作るアイテムの裏アイコンでもあります。

現代服を作っていますが、
クラシックで、オールドな雰囲気は程よく出したい。

衿は大きめで首後ろの折り方で高さとカーブを変えて、
表情が各々の好みでアレンジ出来るように。

ボタンは大戦4個を辞めて、実用的な5個。

裾のポケットは40年代の雰囲気、
左胸ポケットはOLD&NEWのミックスです。

形に古い感じを出しながらも、
内側に斜めセットしたスマホ専用ポケットが
見た目としては一番のアイコンです。

これを主張する為に右胸ポケットは
あえて主張しないバランス。

それと袖先の作り方もかなり独特です。
通常はこの面に出てるパーツが裏にあります。
この作り方では着込む事で必ず壊れます。

その理由を考えてこうなりました。
壊れるスピードを遅くし、尚且つ修理しやすい構造とする事で
長く使用しやすい構想、変わった見た目になりました。

袖はラグランスリーブ。
このパーツを身頃にドッキングさせる方法との戦いに
制作のほとんどの時間、労力を使いました。

同時進行で動いていたデニムシャツJKTが
シャツJKTとしてはゴールを迎えたのに対し、
カバーオールは前立ての構造が違うので同じ考え方では
形にする事が出来ませんでした。

最後の一手を打てれば
それがゴールってアイデアが出たのですが、
その複雑で、摩訶不思議な構造を量産物に対応するのは不可能と
工場と打ち合わせを続けた結果なりました。

それを導き出すのに6ヶ月。
現生産体制と私の空間把握能力、パターン展開能力では
出来ないって結果ですのでこれが今のゴールです。

販売してから新しい改善点が出る事があります。
オリジナルアイテムを作り続ける事で、
ほぼそれが無いようになるまで煮詰めてから
リリースするようになってます。

これは経験値を積んだって事でもありますし、
販売前にとにかく長い時間をかけています。

それがもう無い、出ない。
そこまで煮詰めて旨味を凝縮した
デニム上着としては当店の最高傑作です。

渾身の一撃をご賞味ください。

☆各ブランド正規取扱店　通販可能☆

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